◇ワールドシリーズ第3戦 ブルワーズ10―1レイズ(2026年10月26日 セントピーターズバーグ)
ブルワーズのクリスチャン・イエリチ選手(34)が26日(日本時間27日)、レイズとのワールドシリーズ第3戦に「3番・DH」で先発出場。2安打に加え、記録に残らない全力プレーでチームの3連勝に貢献した。
初回1死一塁の第1打席で左前打を放つと、3回1死一、二塁でも左前適時打を放ち先制点を奪った。5回2死二塁の第3打席は四球を選んで好機を拡大。続くコントレラスの内野ゴロでは一塁走者として二塁に走ったが、三塁手・カミネロからの送球でアウトとなった。
ただ、際どいタイミングだったことから、ブルワーズベンチがチャレンジを要求。リプレー検証の結果、判定がセーフに覆り攻守交代から一転、2死満塁で試合が再開した。そこからチュラングの適時打など6者連続タイムリーを放って一挙8点を奪い、試合を決めた。
試合後、マーフィー監督は「イェリ(イエリチ)が二塁でセーフになったことで、試合の流れが一変したんだ」と絶賛した。
このプレーについてイエリチは「打者がウィリアム(右打者のコントレラス)だったこともあって、守備側がどういう位置取りをしているかを考えれば、一次リードを少し大きく取ることができた。どこまでリードを広げられるか、そして投球後に牽制で刺されないようにする、そのギリギリのラインを見極めようとしていたんだ」と一塁手・ビレードがベースを離れて守るシフトを敷いていたことからリードを大きく取ることができたと説明。「そうやって一次リードを少し大きくしておけば、もし打球が内野の間を抜けそうなところに飛んだり、何らかのプレーが起きたりしたときに、二塁への送球より先に到達できる可能性があるからね」と細やかなプレーがセーフにつながったとうなずいた。
チームは3連勝で球団初の世界一に王手をかけたが「明日もまた、しっかりと力を発揮できるように準備するだけだ。厳しい試合になるだろうし、いいプレーをしなければならない。今はそのことだけを考えている」と主将として一切の油断はなかった。
2026年10月27日 15時45分