◇ワールドシリーズ第4戦 レイズ4x-3ブルワーズ(2026年10月27日 セントピーターズバーグ)
レイズは27日(日本時間28日)、本拠地でのブルワーズとのワールドシリーズ(WS)第4戦に延長12回4-3で逆転サヨナラ勝利を収めた。
4時間20分の死闘を制し、シリーズ初勝利。スイープでの敗退を逃れ崖っ縁で踏み止まった。2―2の12回に1点を勝ち越されたが直後の攻撃で同点とし、さらに無死満塁の好機で代打のベン・ウィリアムソン内野手(25)が右前サヨナラ打を放った。
ナインの誰もが興奮を隠しきれない戦い。その中で、サヨナラ打のウイリアムソンが、「精神的支柱」としてベンチでも信頼を置かれている元日本ハム、ソフトバンクのニック・マルティネス投手(36)の存在に触れた。
記者陣に「勝利への雰囲気を率先してつくっていたのは誰か?」と聞かれると即答で「ニック・マルティネスです。彼は1年中、我々をリードしてくれます。“絶対に諦めるな、屈するな”という精神を我々に植え付けてくれました。彼があのような形でチームを引っ張ってくれたことは、今年本当に大きな力になりました」と力説した。
マルティネス自身も、23日(同24日)の第1戦に先発しながら、この日も6回から「総動員令」の中で登板し2回を無失点に抑える好投を見せていた。
それでもマウンドを降りるとナインを鼓舞。36歳の年齢にふさわしく戦うナインを勝利へと導いた。
試合後には右腕も「この仲間たちが大好きなんだ。今日見せたエネルギーは、シーズンを通して僕たちが持ち続けてきたもの。その姿勢が最高潮に達した。この高揚感から気持ちを切り替える必要なんてない。そのまま前に進めばいいんだ。この勢いをさらに大きくして、その流れに乗り続ける。そして、一球一球に集中していくんだ」と語気を強めた。
マルティネスは、シリーズ前には「日本での経験は生きているか?」と聞かれ「もちろんだ。初めてプレーオフを経験したのは日本1年目(日本ハム時代)。あの経験が素晴らしいステップになった」と振り返っていた。
2026年10月28日 15時13分