大相撲九州場所(11日初日、福岡国際センター)で新小結に昇進した美ノ海(33=木瀬部屋)が30日、佐賀県基山町の同部屋で相撲を取る稽古を再開した。
幕内・金峰山らと6番。左差しにはこだわらず前に出る意識を徹底した。相撲を取ったのは秋場所千秋楽以来約1カ月ぶり。10月の秋巡業は基礎中心の調整で体はしっかり作っていたと明かし「始めたばかりだし、これから徐々に上がっていけば。これからは細かい動きとか調整できていければ」と話した。
沖縄県出身では初の三役力士。地元では大きな盛り上がりを見せている。自身も祝い事や取材など慌ただしい日々を送っているが「実感はないです」と平常心を強調する。「いつもと変わらず、自分の力を出し切る相撲を。1年最後なので締めくくりたいという気持ちはある」といつもと変わらない淡々とした表情で話した。
33歳とベテランの域に入ったが、地道な努力の積み重ねが師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)も「三役には上がるものだと思っていたし、むしろ遅いくらい。最近は突っ張ってくる相手にも対抗するようになってきた。1場所に4日くらいはダメな相撲があるが、先場所は熱海富士戦くらいだった。期待というより、どんな相撲を取るか見てみたい」と目を細めた。
2026年10月30日 16時51分