◇フランス1部 リヨン2―0アンジェ(2026年11月1日 リヨン)
フランス1部リヨンの日本代表MF中村敬斗(26)が1日、加入後リーグ戦初先発のアンジェ戦で躍動した。CKから追加点を演出するなど2得点に絡む活躍。フル出場して公式戦3試合ぶりとなる2―0での勝利に貢献した。
一発退場による出場停止明けの一戦で初スタメンに抜てきされた左ウイングが、前半から波に乗った。浮き球のスルーパスやキレのあるドリブル、ヘディングで決定機を演出するなど随所でチャンスに絡む。0―0の同38分、ペナルティーエリア手前左でボールを受けると、相手DF3人を引きつけながら左の味方にパス。そのクロスを押し込んだMFトリッソの先制点の起点となった。
1―0の後半41分にはこの日一番の大仕事。左CKのキッカーを務めて正確なクロスを送り込んだ。ボールはDFバッハーの頭に当たってからトリッソがヘディングで仕留めたように見え、貴重な追加点に。リーグ公式をはじめ、ESPNなど複数の海外メディアでは記録上のアシストは付かなかったが、“実質的なアシスト”で得点を生み出した。
地元メディアは大絶賛。レキップ紙は先制点を挙げたFWヌアマとともに「リヨンの攻撃陣の最前線で輝きを放った」とし、「左ウイングで手に負えないほどの活躍を見せた」と勝利の立役者と報じた。地方紙のル・ドーフィネ・リベレも「ヌアマ、トリッソ、ナカムラのトリオは最高のパフォーマンスを見せた」と記した。
また、「Olympique&Lyonnais」は中村を「ミスター・プロプル(完璧主義者)」と表現。「彼は騒ぎ立てるタイプではなく、どちらかといえば影の存在に近い。それにもかかわらず、常にどれほどの脅威であるかは言うまでもない。無駄なドリブルを多用するわけではないが、この日本人はここぞという時にスピードを上げ、相手に致命傷を与えることができる」と報じた。
2026年11月02日 11時04分