国内唯一の米女子ゴルフツアーオフィシャルイベントで日本ツアーを兼ねるスポニチ主催TOTOジャパンクラシックは5日から4日間、茨城・太平洋クラブ美野里Cで開催される。メルセデスランク3位でツアー通算1勝の荒木優奈(21=Sky)は2年連続2回目の出場。プレーオフで畑岡奈紗に敗れて、あと一歩で優勝を逃した前回大会のリベンジを目指す。
1年前の無念を晴らす時がやってきた。「去年一番悔しい思いをした大会。優勝した(昨年9月の)ゴルフ5レディースよりも記憶に残っている。上書きされちゃった。でも負けるべくして負けた。良い経験になった」。荒木は苦い思い出を振り返った。
滋賀・瀬田GCで行われた前回大会。初出場ながら米ツアー勢を相手に健闘し、第3ラウンドで65をマークし首位に浮上した。だが最終ラウンドは大雨の影響で中止となり、プレーオフ決着は1ホール目で畑岡に敗れ2位に終わった。茨城に舞台を移す今大会。「リベンジしたい思いがある。コースは違うけど、新たな気持ちで頑張りたい」と強い意気込みを語った。
プロ2年目の今季は優勝こそないものの、2位が4回。31試合出場でトップ10入り15回という抜群の安定感を誇りメルセデスランク3位につけている。元々パットのうまさに定評があり、今季も平均パット数は1・7537で4位。オフに重点的に取り組んだアプローチがレベルアップし、リカバリー率は67・1233%で昨季の15位から7位に浮上し、「去年よりも安定度は断然いい」と成長を実感している。
前週の樋口久子・三菱電機レディースでも優勝争いに加わり3位に食い込んだ。「パットが決まらず勝てなかったけど、安定したショットが打てた。調子も良くなってきた」と好感触を得て因縁の大会を迎える。
夢は米ツアーで活躍すること。今年の予選会挑戦は見送ったが、今大会で優勝すれば来季出場権が手に入るだけにモチベーションは高まる。世界ランク2位のジーノ・ティティクルらとの対戦を思い描き「ティティクルとか世界ランク上位の選手と回りたい」と目を輝かせ「去年、TOTOで勝って米ツアーに行くルートで、自分にも可能性があると思えた。優勝を目指して初日からいいプレーをしたい」と力を込めた。
▽前回大会VTR 降雨によるコースコンディション不良のため最終ラウンドが中止。54ホールの短縮競技となり、初日から首位を走る畑岡、7位から出た第3ラウンドで65をマークした荒木が通算15アンダーで並びプレーオフに突入。プレーオフは18番パー5を129ヤードのパー3に変更する変則的な形式で実施。1ホール目、荒木はティーショットがグリーンをオーバー。アプローチを2メートルに寄せたが、パーパットを決め切れずボギー。1オン2パットでパーの畑岡が7年ぶり2度目の優勝を飾った。
《昨年9月にツアー初V》◇荒木 優奈(あらき・ゆうな)2005年(平17)6月17日生まれ、熊本県玉名市出身の21歳。4歳の時にゴルフを始める。宮崎・日章学園高時代に菅楓華、福田萌維らと全国大会優勝。24年プロテスト合格。昨年9月のゴルフ5レディースでツアー初優勝。1メートル56、62キロ。血液型B。
2026年11月03日 07時34分