大相撲の横綱・大の里(26=二所ノ関部屋)が3日、熊本県玉名市にある蓮華院誕生寺奥之院で奉納土俵入りを行った。
横綱土俵入りは毎年11月に同院の開創を記念して開催される大祭の一環として行われ、1980年に2代目若乃花が初めて横綱土俵入りを奉納。以来コロナ禍などを除けば毎年、歴代の横綱が土俵入りを奉納している。今回は2017年の稀勢の里(二所ノ関親方)以来9年ぶりに日本人横綱が来院。参拝客も1100人が集まる中、大の里は露払いに一山本、太刀持ちに高安を従えて雲竜型を披露した。
熊本県は7月28日に発生した熊本地震で大きな被害を受けた。相撲の四股は、邪気をはらい大地を鎮める神事に由来するとされる。大の里も震災復興の思いを胸に力強い四股で大地を踏みしめ「土俵入りできて良かった。場所前ですけど、いい経験になりました」と振り返った。
この日は小学校高学年と中学生相手の掛かり稽古でも胸を出した。最後に「日曜日から大相撲九州場所が始まります。力士一同頑張りますので、テレビの前で応援したり会場に足を運んでの応援、よろしくお願いします。同じ世界で待っています」とメッセージを送った。
2場所連続、九州場所では初の優勝に向け調整も最後の追い込みに入った。「明日から、またしっかりやって良い状態で初日を迎えたい」と意欲を見せた。
2026年11月03日 19時43分