◇全国高校サッカー選手権神奈川2次予選準決勝 桐光学園 1―1(PK3―2)川崎市立橘(2026年11月3日 U等々力)
桐光学園が延長1―1から突入した川崎市立橘とのPK戦を3―2で制し、決勝進出を決めた。延長後半終了間際からPK戦を見据えて投入されたGK飯野凌斗(3年)が2人を阻止する好セーブで勝利を呼び込んだ。
「PK戦になったら出ると言われていた。集中力を持って取り組めた。セービングは自分の武器。最後は気持ちで止めた」と飯野。嫌な流れを断ち切った。
立ち上がりから押し込んだ前半はシュート数7―0と圧倒しながらクロスバーとポストに3度嫌われて0―0で折り返し。FW西城大翔主将(3年)が足首の負傷で前半限りで退いた。40分ハーフの後半30分に途中出場のFW町田夕透(2年)が一瞬の隙を突く先制点を挙げたが、終了間際の同40分にCKから追いつかれた。後蹴りのPK戦では1人目を終えて0―1と追う展開。大方貴裕監督は「間違いなく負けのストーリーに入っていたと思う」と打ち明ける。
しかし、相手の2人目がポストに当てて失敗し“ピンチGK”の飯野が3人目と5人目を阻止。指揮官は「最後の最後まで諦めない気持ちが最後、PKになってああいうプレーを引き出してくれたかな。チーム全員の成長。全員の努力が実ったかな」とうなずいた。
8日の決勝は1年前に敗れた日大藤沢との対戦が決定。先に準決勝を終えたため決勝進出決定時に相手は分からなかったが「去年、決勝で負けたということを前面に出してチャレンジャーの気持ちで戦いたい」と大方監督。「この1年間、積み上げてきたこと。技術も戦術もフィジカルも、そして悔しさも。応援してくれる仲間や保護者のエネルギーも全部集約して大きなエンジンで(決勝会場の)三ツ沢に持っていきたい」と意気込んでいた。
2026年11月03日 23時31分