BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(月曜後9・00)が2日に放送され、ともに1971年生まれの同学年、前田智徳氏(55)と元木大介氏(54)がゲスト出演。2人の運命を分けた1989年ドラフトについてお互いの思いをぶつけ合った。
前田氏は熊本工から1989年ドラフト4位で広島入り。度重なる大ケガを乗り越え、広島一筋に24年間プレーして通算2119安打&295本塁打をマークした。
元木氏は上宮から1989年ドラフトでダイエー(現ソフトバンク)から1位指名されるも巨人入りを熱望してハワイで1年間“浪人生活”を送り、1990年ドラフト1位で念願の巨人入りを果たした。巨人一筋に15年間プレーして通算891安打&66本塁打。現役引退後は巨人でヘッドコーチも務めた。同学年とはいえ、プロ入りは元木氏のほうが1年遅い。
そんな2人。これまで一度も食事やゴルフなどに行ったこともなくプライベートでの交流は一切ないという。だが、異例のコンビで出演となったのには理由がある。前田氏は1989年ドラフトに関連して元木氏への根深い?思いがあるのだ。
当時、前田少年は地元・九州のダイエーから3位指名を確約されており、相思相愛の状態。わくわくしながら指名を待っていた。だが、この年の目玉だった野茂英雄(新日鉄堺)を史上最多の8球団が1位指名。抽選の結果、近鉄がクジを引き当てたことから風向きが変わる。
野茂の抽選に外れたダイエーは外れ1位で“巨人以外行かない”と宣言していた元木を強行指名。同じ高校生野手の前田はダイエーから3位指名されることなく広島に4位で指名された。“元木のせいでダイエーに行けなかった”というのが前田氏の主張だ。
もちろん元木氏は「知らないよ、そんなの」と苦笑い。だが、前田氏は「あなたは知らないよ!あなたは巨人しか行きたくないんだから!こっちは選択肢がない!何言ってんの?」と食い下がる。
“元木が順調に巨人に1位指名されていれば俺はダイエーに行っていた。そうしたらアキレス腱を切ることもなかった”という前田氏の主張。「(関係)あるんです、広島の猛練習が」という。
苦笑いしながら聞いていた元木氏だったが、そもそもなぜ巨人から1位指名されなかったのか?と聞かれると「それは大森さんがいたから。大森さんが悪い。(番組に)呼びますか?」と結果的に同年ドラフト1位で巨人入りした大森剛(慶大)に笑顔で責任転嫁した。
「(巨人から)1位指名するって聞いてた。だから俺は待ってた。だけど、フタを開けたら大森さんだった。誰だ、誰だ!俺じゃねーじゃねーか!って」と面白おかしく当時を回想する元木氏。さらに「結局、僕とか大森さんじゃなくてダイエーが野茂さんを獲っとけば前田は3位で(ダイエーに)入れてたの」と結論を出すと、前田氏は「そうなの?」と納得した?ようだった。
なお、ドラフト前に12球団からあいさつがあった元木氏と、西武以外11球団から事前にあいさつを受けていた前田氏。それでも、2人によると、各球団の思惑は事前あいさつの際のスカウトの熱量の違いで分かるそうで、元木氏は巨人、阪神、大洋(現DeNA)、近鉄から、前田氏はダイエー、広島、近鉄から熱量を感じたと明かしていた。
2026年11月04日 16時36分