歌舞伎俳優の尾上辰之助(20)が6日、京都市内で、自身の襲名披露を兼ねた「當る未歳 吉例顔見世興行」(12月1~24日、京都南座)の取材会を開いた。
5月に尾上左近から祖父や父・松緑(51)も名乗った辰之助を三代目として襲名して半年。「思っていたより名前がしっくりきている」とほほえみ「祖父は父が若い時に亡くなっているので、僕は映像でしか見ることができませんが、本当に格好良くて破滅的で何とも言えない色気があって漠然とした憧れがあった。父は役者として尊敬していますし、偉大な先輩」と感謝した。
初の顔見世出演に「憧れでもあったので襲名の機会に来ることができ責任を感じますし、辰之助の名を汚さないように」などと決意をにじませた。
襲名披露狂言としては「音羽嶽だんまり(おとわがたけだんまり)」(昼の部)の音羽夜叉五郎と「野崎村」(夜の部)のお光。役への取り組みを問われると「野崎村」では冒頭に出てくるヒロイン・お光が大根を切るシーンを挙げ、「細々した所作が大事になるので、家でも大根を買ってきて切る練習をしているんですが、難しいです。実際に食べる時には皮をむくので、こんなに細くなっちゃって…全然料理にならなかった」などとひょうひょうと話し場を和ませた。
2026年11月06日 18時44分