◇男子ゴルフツアー 日本オープン第3日(2026年10月17日 滋賀県 タラオカントリークラブ西コース=7411ヤード、パー70)
今平周吾(34=ロピア)が1打差の2位と楽しみな位置に上がってきた。「前半はなかなかスコアが伸びなかったんですけど、後半はラッキーもあり良いパットも入ってくれました。良いゴルフができたかなと思います。上出来です」とうなずいた。
前半は4、7、9番で1・5メートルのチャンスにつけるも、難しいラインもあって決めきれなかった。ハーフターンの時点で首位の細野とは5打差。しかし、「そこで気合を入れてもコースにやられる可能性があるので、守りながらチャンスが来たらという感じでした」と焦ることはなった。
そして、耐えて待った13番で1メートルのバーディーパットを沈め流れをつかんだ。15番でチップインバーディーを決めると、16番では2メートルをねじ込み、最終18番でも長いパットを沈めてバーディーで締めくくり、細野に1打差に詰め寄った。
今季は4月の前澤杯で3位に入ったが、コンディションづくりがうまくいかなかったこともあって、その後は5試合で決勝ラウンドに進めず(棄権1回)、もどかしい成績が続いた。だが、2週前からスイングに修正を加えて調子を取り戻し始めた。
「(以前は)結構、前に突っ込む癖があったので、それを右サイドで回転できるようにやっています。ショットの精度を考えると、ちょっと変えなきゃいけないかなと思った」。その効果はすぐに表れた。同週のドラッグストア・コスモスカップでは10位に入り、前澤杯以来の今季2度目のベスト10フィニッシュを決めた。
日本オープンでは24年に劇的な優勝争いを演じた。1打差の3位で迎えた最終日の前半に2つスコアを伸ばし単独首位に立った。しかし後半は木下稜介と抜きつ抜かれつのデッドヒート。17番で木下稜介にバンカーからカップインのバーディーを決められ首位に並ばれるも、最終18番で約20メートルのバーディーパットを決めて、ゴルファー日本一の称号を手にした。
「日本オープンは勝ったからこそ、その重みを感じます。またこういう大きい大会で勝ちたいという気持ちはあります」
最終日は細野と最終組で回る。3位との差は4打あり、優勝争いはマッチレースの様相となる可能性もある。その細野の印象を聞かれると「何回か一緒に回ったことがあるんですけど飛距離が出てショートゲームもうまい。アイアンもうまいショットメーカー。結構、オールラウンダーですよね。手ごわそうですね」と語った。
11歳下の若手とのラウンドは見応え十分の展開になりそうだが「集中力を切らさないようにベストを尽くしたい。明日もアンダーパーを目指しながら、周りの状況とかも見ながら頑張っていきたいなと思います」。2017年のツアー初Vから24年まで7季連続でマークしていたシーズン優勝は昨年未勝利に終わり途切れた。その再スタートを国内最高峰の舞台で切ることができれば最高だ。
2026年10月17日 20時13分