女子ゴルフツアーの秋のビッグイベント「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」はあす22日、兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6520ヤード、パー72)で開幕する。
日本ツアーで賞金女王2回、通算28勝を挙げているアン・ソンジュ(39=韓国)は、今大会が日本のレギュラーツアーの引退試合となる。
練習を終えた後に会見し「試合の2週前に決めました。戦える力がなくなったのが一番強い(理由)です。今は戦えるとしても、その実力が4日目まで持たない。体力も落ちていますし、調子も上がってこない。(コースの)距離も長くなっているのに、私はそれが減っている。限界まで来たなと思いました」
仲の良いイ・ボミが大会主催者の延田グループの所属選手で「推薦をいただけたら凄くありがたい」と相談。彼女の仲介もあって出場が決まった。この試合を引退試合に決めたのは日本ツアーで最後に優勝したトーナメント(2018年)だったからだ。「28勝目を挙げたこのコースで、39歳で引退ができるなんて凄いラッキーだと思いますし、格好良くないですか」と笑った。
14日にSNSで「第二の故郷である日本で引退試合を行うことは…」とつづった。しかし多くの人たちから「引退するの?」と問い合わせを受けたという。
「日本からのメールがめちゃきました。韓国の記者さんたちからも連絡がきて“引退ですか?”と。それですぐにInstagramで韓国はまだ引退じゃないですよ、と書きました」と苦笑いした。
来季は韓国のレギュラーツアー出場も2試合ほどに抑え、39歳から出場できる韓国のシニアの試合に挑戦する考えも明かした。
「日本のレジェンドにも出るかもしれません」
5歳の双子を育てているママさん選手。妊娠中の21年1月に産休制度の適用を日本女子プロゴルフ協会に申請し、同年4月に出産。当初は22年に日本ツアーへの復帰を考えていたが、子育ての環境などを考慮し韓国ツアーでのプレーを選択した。その後、24年に日本ツアーへの復帰を希望したものの、出産から36カ月以内の復帰期限までにその手続きを済ませることができず、日本ツアーのシード権を失うことになった。
「心残りはもちろんあります。23年にもし日本で復帰できていたら(永久シードの)30勝は分からないですけど、もう1勝は一生懸命頑張っていればできたかもしれない。もちろん後悔はありますが、それも運命だと思っています」
2日目からは韓国から子供たちも母の勇姿を見届けるために駆けつける予定。「一生懸命頑張って予選を通れば最高ですね。もし予選を落ちても楽しく回りたいです」
予選ラウンドは横峯さくら、木戸愛と同組で回る。「さくらさんには“さくらさんと一緒になれて良かった”と言いました。私が最初に日本に来たときにさくらさんと結構、優勝争いをした。愛ちゃんもその世代。一緒の時代に頑張った選手と最後の試合で一緒に回るのは、凄く良かったなと思います」と開幕を心待ちにしていた。
2026年10月21日 15時04分