広島は24日、ケムナ誠投手(31)ら6選手に来季の契約を結ばないことを通達した。ケムナは日本文理大から17年ドラフト3位で広島に入団。2年目の19年9月15日のヤクルト戦で1軍初登板を飾ると、20年は中継ぎで41試合に登板して1勝1敗11ホールド、防御率3・88とブレーク。22年まで3年連続で40試合以上に登板するなど通算154試合登板、9勝3敗38ホールド、防御率3・77と貢献したが、この2年間は1軍での登板がなかった。今季は5月に右前腕に肉離れを負いリハビリに時間を費やした。
通告を受けた後に取材に応じたケムナは「この2年、1軍に登板することができませんでしたし、自分の中でも、そういう時が来るんじゃないかなと思って。改めてそうやって言われると、ちょっと頭が真っ白になりました。もう一度、カープのユニホームを着て、マツダのマウンドにもう一度立ちたいなと。それでコーチ陣、トレーナーも含めて、みんなに相談しながら一緒にやってきたんですけど、かなわなかったということで、仕方ないかなと思います」と心境を語った。
米国・ハワイ生まれのケムナは5歳から日南高卒業まで広島のキャンプ地である宮崎県日南市で育った。縁のあるカープで過ごした9年間を振り返り「他の選手と違って、ちょっと特殊と言いますか、日南で育って、ずっとカープを見てきて、カープファンだったのもあって、カープにも縁があって入るということで、すごくうれしかった。9年間、長いようで、すごく短くて。でも、濃い時間を過ごせましたし、選手みんなともすごく仲良くできたのかなと。自分の思い描いていた成績は出せなかったんですけど、結構、満足はしています」と話した。
今後については「ありがたいことにカープに残らないかっていう話もいただいたんですけど」と前置きした上で、「体も元気だったので、もし縁があるなら、他のチームでも、ちょっと野球を続けたいなと。カープのユニホームでマツダのマウンドには最後立てなかったんですけど、まあ、もし、かなうのであれば、他のチームのユニホームを着てでも、マツダに帰ってこられたらなと」と現役続行を示唆した。
2026年10月24日 15時25分