◇女子ゴルフツアーNOBUTA GROUPマスターズGCレディース最終日(2026年10月25日 兵庫県 マスターズGC=6520ヤード、パー72)
涙が止まらなかった。AIG全英女子オープン優勝の桑木に、ノーシードからの“下克上V”を阻まれた森井は、インタビュー中ずっとティッシュで目と鼻を拭った。
「悔しいです。私はすぐに泣くのでうれし涙も悔し涙もありますが、今日は基本、悔し涙です」とうつむいた。
初めての優勝争いだったが、メジャー覇者と終盤まで互角に渡り合った。全体4位のパーオン率77・78%の切れ味鋭いショットを武器に、1、2番で1メートルのバーディーチャンスを沈めて首位に並んだ。だがトップタイで迎えた16番で1メートルのパーパットを外し、18番でも決めればプレーオフの可能性があった4メートルのバーディーパットをショートさせてしまった。「打ち切れませんでした。手が動かなかった」。大事な場面で重圧に押しつぶされた。
地元関西の大阪府東大阪市出身ということもあり、この日は大勢のギャラリーが応援に駆けつけていた。「めっちゃうれしかった」と気持ちを奮い立たせたが、目標の優勝にはあと一歩届かなかった。それでも自己最高位の2位に入り、年間ポイントランクはシード権を得られる圏内(50位以内)の42位まで浮上。「QT(ツアー出場予選会)に行かなくていいのであればうれしいですが、やっぱりそれより優勝できなかったことが悔しいです」と言ってまた涙を拭った。
2026年10月26日 04時55分