大相撲九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)の番付が発表され、西前頭14枚目で新入幕した出羽ノ龍(25=出羽海部屋)が26日、福岡県新宮町の部屋で会見した。その冒頭、「高校3年間を過ごした、第2の故郷で昇進できてうれしい」。モンゴルから福岡・希望が丘高へ相撲留学し、19年九州場所で初土俵を踏んだ。新十両昇進を決めたのも昨年九州場所。縁の深い「第2の故郷」での晴れの舞台に、「やっと一番上の段にしこ名が乗った」と番付表を指さして感慨を語った。
その母校ではパリ五輪卓球個人銅メダルの早田ひなと同級生だった。早田が高校時代から遠征続きで学校で会う機会はあまりなかったというが、昨年の新十両昇進ではインスタグラムを通じて祝福メッセージをもらった。
「出羽ノ龍関、幕内昇進おめでとうございます」。当時の新十両昇進を新入幕と勘違いしたようだが、1年遅れでの達成。メッセージは「同じ希望が丘で過ごした仲間がこうして大きく活躍されている姿にとても勇気をもらっています。これからの土俵での互角役を応援しています。お体に気をつけてますます頑張ってください」と続いた。自身より一歩先んじる世界的な活躍に出羽ノ龍は「刺激になります。僕が活躍することで(母校の)部員が増えれば」と母校愛をのぞかせた。
新入幕での目標は勝ち越し。そして「来年、九州へ帰ってくるときには三役で」。第2の故郷でホップ、ステップに続くジャンプを決める戦いが始まる。
2026年10月26日 13時44分