大相撲九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)の番付が26日、発表され、西前頭16枚目で新入幕した旭海雄(26=大島部屋)が福岡県新宮町の部屋で会見した。「去年、十両に上がって“1年で(幕内に)上がる”と言ってきた。朝起きて番付表を見て、分かりやすくなっていたのでうれしかった」。新十両昇進を決めた昨年九州場所から1年。番付表にある、ひときわ大きくなったしこ名に喜びを語った。
平幕優勝の経験もある、師匠の大島親方(元関脇・旭天鵬)が育てた初の幕内力士になった。その師匠は先月、自身の師匠の元大関・旭国の三回忌に出席したことを振り返り、「(ここまで)彼より俺の方がイライラした。旭国さんは、こういう感じだったんだなと」と感慨深げ。自身だけでなく、横綱・旭富士、小結・旭道山、旭豊、旭鷲山らを育てた名伯楽の胸中を同じ立場になり、初めて理解できたという。そして旭国夫人から掛けられた「分かる? 親方(旭国)、大変だったんだよ」との言葉に深くうなずくしかなかったそうだ。
モンゴル出身の旭海雄は、神奈川・旭丘高から進学した日体大で横綱・大の里らと同期。右膝を痛めたことで、四つ相撲から自身の低さを生かす取り口に変えた。対戦したい力士に同じ低さを武器とする宇良を挙げ、「いずれ番付を上げて横綱とも対戦したい」。同級生対決で金星獲得を狙う。
2026年10月26日 15時40分