「あしたのジョー」「おれは鉄兵」などのヒット作で知られ、文化勲章を受章した漫画家のちばてつやさんが骨髄異形成症候群(MDS)により死去したことが分かった。87歳。
国立がん研究センターによると、骨髄異形成症候群は、骨の内部にある「骨髄」で血液細胞が正常につくられなくなる病気。骨髄には、赤血球や白血球、血小板のもととなる造血幹細胞があり、そこから成長した血液細胞が全身に送り出される。
この病気では、造血幹細胞に異常が起きることで、血液細胞が正常に成熟しなかったり、つくられても十分に機能しなかったりする。その結果、血液中の赤血球や白血球、血小板が減少する。単一の病気ではなく、さまざまなタイプを含む疾患群とされる。症状は、減少する血液細胞の種類によって異なる。
初期には自覚症状がほとんどなく、健康診断などの血液検査で異常が見つかるケースもある。
順天堂医院のサイトによると、発症には造血幹細胞の遺伝子異常などが関係していると考えられ、年齢とともに発症リスクが高まる。高齢者に多い一方、放射線や一部の抗がん剤による治療を受けた人などで発症リスクが高まることも知られている。
2026年10月27日 16時14分