◇第51回社会人野球日本選手権大会 1回戦 JR東日本 2―1 伏木海陸運送(2026年10月31日 京セラドーム大阪)
2大会ぶり11度目出場のJR東日本が接戦を制し、今大会の開幕カードを白星で飾った。先発した最速149キロ左腕の洗平(あらいだい)比呂が1失点で完投した。
「(調子は)めちゃめちゃいいってわけではないですけど、そこまで悪くなかったから、こういう結果に繋がったのかなと思います」
常時140キロ台中盤を計測した直球にカットボールやチェンジアップを交えてアウトを積み重ねた。初回に1点の援護をもらうと、3回まで無失点。しかし、4回1死、カウント2ボールからストライクを取りに行ったカットボールを右中間席へ運ばれた。
「打たれるべくして打たれたかなという感じ。あそこに投げてしまった自分に腹が立った」
気合を入れ直すと、直後の5回にもらった勝ち越し点を最後まで守り切った。
八戸学院光星では甲子園に3度出場した、入社2年目の19歳。高3の秋に左肘の手術を受けたことで、社会人1年目は主にリハビリに費やした。今年3月のJABA東京スポニチ大会で公式戦デビューを果たすと、着実に実戦経験を積み、主戦を任されるまでになった。
この日は無四球で123球を投げ抜き、奪った三振は2桁10個。「カウントを悪くしてもストライクが取れる変化球があるので粘れる。(三振は)要所で結構取れたので、追い込んでからの球を、よく投げられている証拠かなと思います」と手応えを示した。
浜岡武明監督は「7回ぐらいで真っすぐが抜けだしたんで、このスコアだと継投は難しいなと思いながら我慢して見ていたんですけど、うまく自分で調整しながらコントロールできていた。完投できるだろうって(思ったので)、最後までいかせました」と振り返った。
さらに「やんちゃで子どもなところもありますけど、いいピッチャーから勝てるピッチャーになれるように、エース教育をしてきたつもり。そういう意味では、今日は応えてくれたと思う」とねぎらった。
2026年10月31日 14時02分