◇明治安田J1リーグ 神戸 3―1 名古屋(2026年10月31日 ノエスタ)
神戸は3発逆転勝ちでリーグ3試合ぶりの勝利をつかんだ。対名古屋は8試合負けなし。立ち上がりから名古屋に翻弄されながらも、ピッチ内で修正力を発揮した。
前半2分に失点。その後も名古屋のマンマークとサイドチェンジに苦しみ、右サイドの名古屋MF和泉竜司を起点にチャンスを多く作られた。だが徐々にペースをつかみ出し、同点で折り返した。立ち直った主な理由は立ち位置に戻すこと、そして攻撃での圧力を強めたことだった。
試合開始直後はFW武藤嘉紀を左サイド、MFエリキを右サイドと普段とは違うポジションに置いた。対面する相手のタイプやスタイルを考慮した試みだったが「少し上手くいかなかった」(武藤嘉紀)。そして前半30分前後に左右を入れ替えたが、DF酒井高徳は「守備で良くなったというよりは攻撃で少し時間が作れて、相手が守備で走らなければいけない時間を作れた。それで少しずつ自分たちのリズムを戻すことができた。自分たちで修正できたのは良かったですね」と分析。慣れ親しんだポジションでプレーすることで、攻撃の連係が生まれた。VARで失点が取り消されるなどピンチも多かったが、その素早い決断が最少1失点の一因になった。
この日はクラブアンバサダーを務めるギド・ブッフバルト氏ら、酒井にとっては古巣のシュトゥットガルト(ドイツ)関係者もスタジアムに訪れた。試合後は「頑張れよ」という激励も受けた。円熟味を増すベテランが健在な限り、このチームは大崩れしない。
2026年10月31日 21時04分