◇明治安田J1リーグ第13節 鹿島4―1C大阪(2026年10月31日 メルカリ)
J1鹿島はホームでC大阪に4―1で快勝し、リーグ3戦ぶりの勝利を手にした。
今季初先発のMF樋口雄太は2得点に絡む活躍。右コーナーでキッカーを務めた1―0の前半22分にはFW鈴木優磨にドンピシャのボールを供給。「蹴る前に優磨と結構目があっていて。それが狙い通りいけたシーン」と鈴木が頭で折り返し、エウベルのこの日2点目の起点となった。
2―1の同36分には素早いスローインでのリスタートから再び鈴木につなげると、鈴木の右クロスをMFブエノが押し込んで加点。「そのプレー前の守備から始まった。そのあたりは自分の良さだし、もっともっと出していかないといけないが、そこで起点になれたことは良かったと思う」と攻守で貢献し胸を張った。
開幕前に右腓骨(ひこつ)を骨折した影響で合流が遅れ、約4カ月ぶりの公式戦出場。試合勘の鈍りから序盤はボールタッチもままならず「初めは動きが硬かった」と苦笑い。それでもハーフタイム時には同僚のMF柴崎岳から“自分のプレーができているから、このま続けていこう”と背中を押されたといい「その言葉も凄く大きかったし、落ち着いて自分のプレーをやることにフォーカスした。時間が経つにつれて徐々に自分のプレーが出せた」と充実の表情で振り返った。
負傷離脱中は自分を見つめ直す期間にもなった。約3カ月間にはプレー分析の専門の個別トレーナーを雇ったという。「復帰した時に少しでもプラスになればと思い、そういうアクションを起こしました」。自分のプレーを俯瞰(ふかん)して見ることで多くの発見があったといい「凄く勉強になった」とピッチに立てない期間を有意義に過ごし、成長につなげた。
復帰初戦で大きなインパクトを残した30歳。「自分が出て勝てたことが良かった。どんどんいろんなところに顔を出しながら、チームを活性化させるようなプレーを心がけていきたい」。12月中旬まで連戦を戦う常勝軍団に頼れる司令塔が戻ってきた。
2026年10月31日 21時58分