◇フィギュアスケート・東日本選手権第2日(2026年10月31日 群馬・ALSOKぐんまアイスアリーナ)
全日本選手権の予選会を兼ねる東日本選手権が行われ、アイスダンスのリズムダンス(RD)で今年5月に結成を発表した「しょまりん」こと本田真凜、宇野昌磨組(ともにトヨタ自動車)がデビューを飾り、58・68点をマークして4位発進となった。
本田が赤、宇野が黒の衣装に身を包み、今季のRD曲「ポエタ」を披露。冒頭から息の合った演技を見せ、ツイズルやステップ、最後のリフトまで堂々と滑りきった。新カップルの初戦ともあって、チケットは完売。満員の観衆を魅了した。
本田「自分たちがやってきたことを初戦としては演技に出せたので、凄く良かったんじゃないかなと。緊張があったけど、やってきた練習を信じて滑り切ることができた」
宇野「今日まで練習から凄く頑張ったね、というのが僕の感想。今日までの練習を振り返って“もっとやっておけばよかった”という日はない。初めての試合で大きなミスやアクシデントなく最後まで滑り切ることができたのは、僕たちにとって凄く誇りに思うべきこと」
シングル時代に五輪2大会連続メダリストで世界選手権2連覇を果たした宇野と、世界ジュニア選手権女王の本田。今年5月に2人でアイスダンスに挑戦することを発表し、今季から競技に挑むことになった。愛称は「しょまりん」。かねてから交際を公表しており、公私ともにカップルとなった。
30年にフランス・アルプス地域で開催される冬季五輪への出場を目標に掲げ、まずはデビュー戦となる今大会に向けて練習を重ねてきた。「この短期間で、これだけ成長できると思わなかった」と宇野。2人でアイスダンスの動きを習得するだけでなく、宇野は肉体改造にも着手してきた。
宇野はシングル時代に続いてステファン・ランビエル・コーチとタッグを組み、この日もリンクサイドから見守られた。取材エリアでは「(演技後の)インタビューがなかったらステファンと涙を流しながら感動するところだった」と話して報道陣を和ませた宇野は、そのランビエル・コーチが実際に泣いていたことを明かした。
カップルを結成して周囲からは良くも悪くもさまざまな反応があった。「注目度が高いからこそ、いろんな声があると思うけど…。本当に、マジでどうでもいいなって思っています」と笑った宇野。デビュー戦のRDで手応えをつかみ、本田も言葉に力を込めた。
「今のアイスダンサーとしての取り組み方っていうのを継続していけば、私たちが目指していることを達成できる自信を持っている。それぞれの強みを生かしていけるようなスケートを目標にしていきたいし、迷わず、自分たちのやってきたことを皆さんに見ていただけたら」
アイスダンスのフリーダンス(FD)は、あす11月1日に行われる。
2026年10月31日 14時08分