米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は3日(日本時間4日)、今オフのFA市場における救援投手のトップ15を発表した。日本のファンにもお馴染みのドジャースで活躍した2投手、エバン・フィリップス投手(32)が4位、アレックス・ベシア投手(31)が7位に選ばれた。
同誌はスタットキャストのデータを中心に、実際の成績や過去のFA契約との比較から選手の市場価値を分析している。フィリップスについては、球威や変化球の質を高く評価。「投球の質だけで順位を決めるなら、文句なしの1位」と絶賛した。肘の手術から復帰後も優れたボールを投げている一方、防御率3.34の成績に加え、被本塁打が多い点を懸念材料に挙げた。契約の評価を左右するのは、今後も健康を維持できるかどうか。同誌は、まず1年契約で実力と健康状態を証明し、来オフにはFA救援投手の最上位候補として再び市場に出る可能性が高いと予測している。
一方、左腕ベシアについては、速球とスライダーの組み合わせ、制球力を評価した。ただし、速球の平均球速が2023年の94.4マイル(約152キロ)から2026年には92.1マイル(約148キロ)まで低下している点を懸念している。それでも、ベシアの速球は縦方向の浮き上がるような軌道が特徴で、球速だけに頼らない強みがある。実際、過去6シーズンのうち5シーズンで奪三振率31.2%以上を記録。2021年から2026年までの通算奪三振率は、救援投手の中でも21位に相当するという。
ドジャースでは救援陣の層が厚く、クローザーとして起用される機会はなかったが、同誌は「比較的安価なクローザーを探す球団にとって、十分な奪三振能力を備えている」と評価した。四球や被本塁打の多さは課題として残るものの、両投手とも球威や奪三振能力を武器に、FA市場で高い評価を得ている。
2026年11月04日 09時05分