「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(12日開幕、東京ドーム)で3連覇を目指す侍ジャパンが8日、宮崎サンマリンで広島との練習試合を行い、5―1で勝利して対外試合2連勝を飾った。ロッテ・山口航輝外野手(26)が「4番・一塁」で先発出場し、初回に先制の左前適時打。侍ジャパン初安打を放ち、前日の4打数無安打2三振から巻き返した。
「1打席目に出たんで、気持ち楽に打席に立ちましたけど、もう一本打ちたかった」。前日のロッテ戦では快音が響かなかったが「久々の試合やったんで、ちょっと力入ったし、ロッテ戦っていうよりみんなが打ちすぎたんで、ちょっと空回りした感じ」と苦笑い。この日は初回2死二塁から左前適時打を放ち、5連打3得点の口火を切った。
復調を後押ししたのは年下のムードメーカーだった。試合前のアップ中、DeNA・度会から「気負わないでくださいね」と声をかけられたという。今季38本塁打を放ち、オーバーエージ枠で選出された主砲は「引っ張っていかないといけないなっていうふうには思いますけど、あまり空回りせず」と自戒。「だから1打席目に打てたと思います」と感謝した。
一塁上では両手を大きく振り下ろす新ポーズも披露。度会が考案した「芝刈りパフォーマンス」のアレンジで、刀を振り下ろすようにも見えたが「刀ではないっすね。芝を刈ったというより木を切ったという感じ」と説明。「ちっちゃくやっても面白くないんで、なるべく大きくやった方がいい」と笑った。
一方で、目の不調も明かした。「花粉症なのかハウスダストなのか分からないですけど。アレルギー反応出て、なかなか目でボールが捉えられていないんで、そこがちょっときつい」と告白。「早く東京に帰りたいな」と本音ものぞかせた。約1カ月の実戦ブランクもあり、打撃練習では質の高い打球を飛ばすことを意識している。
「準備の段階は大体終わったかなと思う。本当に本番、一試合目、一打席目から仕掛けていって、結果を出せたらいい」。井口ジャパンの4番が、東京での本番に照準を合わせた。
2026年11月09日 02時14分