◇ラグビー ネーションズ選手権第4戦 日本 21―28 ウェールズ(2026年11月7日 英カーディフ)
世界ランキング12位の日本は同10位のウェールズに21―28で敗れ、大会通算成績を1勝3敗の勝ち点5とした。FW勢の奮闘で3トライを挙げるも、精度の低いキックから2トライを失い、敵陣深くに入った好機を逃す試合内容。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、66)が仮想W杯と位置付ける秋の5連戦は連敗スタートとなり、開幕が11カ月後に迫った本番へ明るい兆しは見えなかった。
1年前は後半ロスタイムに逆転を許し23―24で惜敗。この日も1トライ1ゴール差に食らい付いたが、またも敵地で伝統国を破る史上初の快挙に届かなかった。ボール保持率、地域支配率はいずれも60%台と上回りながら敗れ、ジョーンズHCは「(敵陣)22メートル以内に入って得点できなければ(最終スコアに)差が出る」と嘆いた。
象徴的な場面が7点を追う前半終了間際だ。FW勢の攻撃でトライに迫ったが、残り1メートルを切りながらボールを奪われ逸機。共同主将のSH斎藤は「BKからもボールが欲しいと言われたが、僕が判断してFWにこだわった」と言う。FW勢への信頼と、決定力不足が続くBK勢の頼りなさが判断を鈍らせた。
代表デビューのSO北原や途中出場のSH福田はキックで失点を招くなど、蹴り合いや空中戦の課題も解消できず。14日の次戦はさらに格上のイングランドが相手。LOディアンズは「修正点を練習して勝ちにいく」と話したが、その筋道が見えない80分となった。
2026年11月09日 02時00分