◇秋季高校野球東北大会準決勝 仙台育英8―7八戸学院光星(2026年10月17日 石巻市民)
秋季高校野球東北大会の準決勝が17日、石巻市民で行われ、仙台育英(宮城)が8―7で八戸学院光星(青森)を破り、来春の選抜出場当確となった。
この試合の場内アナウンスは、仙台育英・星よつは学生コーチ兼マネジャー(3年)が担当した。夏までのユニホーム姿とは異なり、この日は制服にジャージーを羽織った姿で球場に登場。秋晴れの青空に澄んだ声を響かせ、スムーズなアナウンスで試合を進行した。ライブ配信が行われていたため、初回に守備を紹介する際には、選手がカメラに抜かれるスピード感を考えて紹介。「いろんなことを想定する力が鍛えられる。このような大切な試合で担当させていただいてとてもありがたく、光栄です」と胸を張った。
野球部史上初の女子部員で、西武などで活躍した星孝典氏(現東北学院大監督)を父に持つ。仙台育英で培われた野球脳や広い視野を生かして、記録員やデータ分析などさまざまな業務をこなし、今夏の甲子園8強入りにも貢献した。
星マネジャーら3年生は夏の甲子園大会をもって引退したが、現在も練習補助やデータ分析などで、チームのサポートにあたっている。「今はそれぞれの進路に向けて一人ひとりが勉強や個人練習に力を入れている最中ではありますが、自分たちの代のときにたくさん支えてくれた1、2年生に少しでも恩返しをしたいという一心で“ONE TEAM”で協力し合っています」と思いを語った。
心強い先輩の前で、仙台育英は延長10回、3時間31分の激闘を制した。後輩らがグラウンド上で喜ぶ姿を間近で見守った星マネジャーは、「勝手ながら泣きそうになりました。(今夏)甲子園で智弁和歌山さんに敗れ、悔し涙を流していた後輩たちが今日の一勝をつかみ取った。こんなにうれしいことはないです!」と健闘を喜んだ。(片山 和香)
2026年10月17日 21時36分