「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が、22日午後4時50分から都内のホテルで開催される。前日も、1位指名選手を公表する球団はなかった。13年以来13年ぶりに「公表ゼロ」で運命の日を迎えることとなった。
直近12年連続で行われ、近年のトレンドとなっていた事前公表。22年は9球団、20年は7球団、17~19年はいずれも6球団が行っていた。直近4年は公表で熱意をアピールした広島も1位指名選手の公表を見送った。ドラフト戦線の水面下、なぜ「公表なし」の状況が生まれたのか。
公表の狙いの一つは競合数を減らすこと。事前にクジ引きになることを他球団に示すことで「多くの球団の競合になりそうだから指名はやめよう」となれば狙い通りだ。ただ、今年は山梨学院の二刀流右腕・菰田、即戦力として期待される青学大の捕手・渡部が1位指名の最有力候補。織田の米球界挑戦表明を受けて、さらに人気が集まる可能性が高まった。1位指名を公表しても他球団の撤退は見込まれず、今年のドラフトにおいては効果が薄い。
今年は「野手不作ドラフト」。その中で、東京ガスの外野手・藤沢、亜大の内野手・山里ら上位指名に値する逸材がいる。「外れ1位」や「2位」での指名を想定する球団も多い。先に1位指名を公表すれば「種明かし」となり、「1位指名でしか獲れないならウチも行こう」と他球団を逆に引き寄せてしまう可能性がある。
ドラフトは獲りたい選手を指名する単純な戦略ではなく、他球団が誰をどの順位で指名するのか予測を含めた戦いが繰り広げられる。1位指名は入札抽選制で、競合した場合はクジ引きを行い、全球団が確定するまで繰り返す。2位は今季成績で下位球団からの指名となり、今年の優先権を持つパ・リーグの6位楽天、セ・リーグ6位中日の順となる。3位指名は折り返して逆の順番となり上位球団から、4位はまた下位からと交互に繰り返して続ける。
2026年10月21日 19時59分