日本相撲協会は26日、九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)の番付を発表した。新入幕は嵐富士(22=伊勢ケ浜部屋)、出羽ノ龍(25=出羽海部屋)、旭海雄(26=大島部屋)の3人。41歳11カ月の玉鷲(片男波部屋)は、昭和以降で最高齢の再入幕を果たした。
福岡県宇美町出身の嵐富士は、同県太宰府市の伊勢ケ浜部屋で会見した。「地元で新入幕の場所に挑めるのは凄くうれしいこと」。番付表を手に「あまり顔を近づけないで探せるところまで来た。お相撲さんになったんだという実感も、さらに湧いている」と話した。
昨年の九州場所は幕下だったが、1メートル72、123キロの小兵ながら、正攻法の押し相撲を武器に十両を2場所で通過。「2場所で上がれるとは思っていなかったので、うれしい」と頬を緩めた。新入幕で迎えるご当地場所へ「目標は2桁勝利。あわよくば、優勝を目指して頑張る」と気合。同席した師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)は「幕内の土俵で嵐を巻き起こしてくれればいいなと思う」と大きな期待を込めた。
◇嵐富士 奏凪人(あらしふじ・かなと=本名・松井奏凪人)2004年(平16)10月12日生まれ、福岡県宇美町出身の22歳。小学4年で相撲を始め、宇美中から鳥取城北高に相撲留学。3年時に全国高校総体個人戦準優勝、団体戦優勝。国体少年の部個人戦4位、団体戦優勝。卒業後は有限会社野田組所属で社会人の大会に出場。23年国体成年の部8強。宮城野部屋に入門し、幕下最下位格付け出しで24年春場所初土俵。その後、宮城野部屋閉鎖に伴い同年4月から伊勢ケ浜部屋へ転籍。26年名古屋場所で新十両。得意は押し。1メートル72、123キロ。
2026年10月26日 20時28分