Bリーグは28日、臨時ライセンス判定理事会を開き、継続審議となっていた大阪エヴェッサに2028―29年シーズンからのBプレミアライセンスを交付しないことを決めた。また、27―28年シーズンについては最大の罰金額となる5000万円を課した。ホームの「おおきにアリーナ舞洲」の改修が28―29年シーズン開幕までにできなくなったため。大阪はすでに日程を押さえている来季まではBプレミアで戦えるものの、Bワン申請して認められれば、2年後は“2部”に降格して戦うことになる。26―27年シーズンに新リーグ体制へ移行後、降格は初めてとなる。
大阪のアリーナについては当初、森ノ宮、難波、大阪城などにあった新アリーナ計画に乗るつもりだったが、いずれも28―29年シーズンに間に合わないことから「おおきにアリーナ舞洲」の改修に方向転換。VIPルームやトイレの改修が間に合うことが見通せたため、プレミアライセンスが交付されていた。しかし、工事施工業者との折衝が不調となり、25年12月に業者が撤退。その事実をBリーグに報告しないまま、間に合う前提で工事業者の選定を進めていたが、今年10月20日のライセンス判定理事会を納得させることができずに「継続審議」に。結局、ライセンス不交付と罰金5000万円の裁定が下された。
Bリーグの島田慎二コミッショナーは「Bリーグとして瑕疵(かし)はない。提出された書類を見て判断した。クラブライセンス未達でトップリーグから降格になるのは初めてで、率直に言って残念。プレミアを再び目指すなら、いつ目指すのか。僕はBワンがキャスティングボードを握っていると思っているので、何がなんでもプレミアじゃなくて、一緒に頑張っていきましょうとお話させていただいた」と話した。
プレミアライセンス不交付を受けて会見した親会社・ヒューマンホールディングスの佐藤朋也社長は「bjリーグから21年間、3度優勝してずっとトップリーグにいたチームです。まずは全ての関係者のみなさまにおわび申し上げます。Bワン参入が認められれば心機一転、チームを再構築していきます。改めてBプレミアのアリーナを確保して再挑戦します」と降格してもチーム支援を惜しまないことを明かした。
来季もBプレミアで戦えることから、すでに選手とスタッフには今季同様の年俸や環境を保障すると話した。チームの現状は故障者が続出して7人で戦う試合が2試合続き、10連敗を重ねて最下位の13位。チーム担当のヒューマンプランニング・磯村英孝代表取締役が「今月末までに2選手を…」と話したところでスタッフから「まだ契約が終わっていないのでストップです」と制止される一幕もあった。
プレミア復帰は最短でも30―31年シーズンになる。「再発防止のためにも、どのような管理体制を築いていくか。プレミアに変えることが全ての関係者の希望ですから」と佐藤社長は前向きな言葉で会見を締めていた。
2026年10月28日 18時41分