全国学生相撲選手権大会第1日は31日、東京・両国国技館で個人戦が行われ、モンゴル出身のバットヤッグ・バヤルボルド(日体大3年)が伊賀慎之助(日大3年)を力強く寄り倒して、初優勝を飾った。今大会の8強以上は大相撲の幕下最下位格、16強以上は三段目最下位格の付け出し資格をそれぞれ得た。
8月に行われた全国学生相撲個人体重別選手権の無差別級決勝でも対戦した相手だった。「前に前に出る相撲を意識した」。立ち合いから左喉輪などで攻めた。左を差し、最後は豪快に寄り倒した。「去年は3回戦で負けて悔しかったけど、今年優勝できて本当にうれしい」と笑顔を見せた。
昨年は四つ相撲だったが、今年から押し相撲に変えた。「自分の体は、あんまり大きくない。四つを組んだら、デカい人に勝てない」。1メートル71、141キロのバヤルボルドは自ら考え、斎藤一雄監督と相談。大相撲の若隆景(31=荒汐部屋)をイメージした取り口で戦い抜いた。
母国ではレスリングなどを経験し、九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)で新入幕の出羽ノ龍(25=出羽海部屋)と一緒に稽古をしたことがあるという。外国出身の学生横綱はトワードルジ・ブフチョローン(日体大、現三段目・和歌ノ富士)以来2年ぶり6人目。「立ち合いからもっと相手に力を伝えて、前にもっていく相撲をやりたいと思う」と言葉に力を込めた。
2026年10月31日 19時12分