◇第51回社会人野球日本選手権大会 1回戦 三菱重工East3―1西部ガス(2026年11月2日 京セラD)
今夏の都市対抗で4強入りした三菱重工Eastが接戦を制し、出場2大会連続で初戦を突破した。「4番・DH」の小柳卓也が決勝打を含む2安打2打点。主砲としての役割を果たした。
「ここで打てなかったら負けるぐらいの気持ちで打席に立ちました。4番の仕事をするしかないと」
勝負強さを見せつけた。1―1の8回無死三塁。カウント1ボールから外角スライダーを振り抜くと、勝ち越しの左前適時打となった。3回2死一、三塁では中堅左へ同点二塁打。佐伯功監督は「勝負どころでしっかり結果を出してくれる。本当に頼りになる存在ですね。日々の積み重ね。キャッチボール、アップとしっかりやってくれるので、必然の結果です」と称えた。
入社13年目の35歳。指揮官から4番を託され続けている事実が、何よりのモチベーションになっている。
「期待に応えるではないですが、何としても監督を勝たせたい気持ちがあります」
三菱重工名古屋時代も4番を任されたが、21年の統合直後は4番から外れた。オープン戦では5、6番を打ったが、4月のJABA日立市長杯選抜野球大会の開幕直前に指揮官から声をかけられた。「明日から4番でいくぞ」。金沢総合グラウンドでの短いやり取りを鮮明に記憶する。「やってやる」。同大会では打率・364をマーク。その後も重圧と向き合い続けるが、結果を残すことで今も定位置を守る。
京セラドームとの相性の良さは今大会も健在だ。出場した直近の5大会で60打数24安打の打率・400、3本塁打、8打点。「大阪へ来たら凄くワクワクするというか。あまり状態が良くない中で大会に入りましたが、最初の一本が出て気持ちが楽になった。巡り合わせですかね」。2回戦以降も大好きな大阪の地で大暴れする。
2026年11月02日 23時16分