◇第51回社会人野球日本選手権大会1回戦 王子5―4JR西日本(2026年11月3日 京セラドーム)
王子は楽天からドラフト3位指名を受けた左腕の樋口新投手が完璧な火消しを演じた。1点優勢の8回から登板し、2イニングを打者6人で抑えた。
「ドームで、そういう場面で投げるっていうのをイメージしてやってきたので、そこが結果としてうまく出たかなと思います」
7回に2点を挙げて1点差まで迫り、勢いが付いたJR西日本打線と対峙(たいじ)したが動じない。8回は遊ゴロ2つと空振り三振。9回も簡単に2アウトを取り、最後の打者も3球三振に斬った。
ドラフト指名を受け、周囲からはプロへ行く選手として見られるが、頭の中にはいつも湯浅貴博監督から言われてきた言葉があったという。
「一番は“エースとして人に見られる立場を意識しろ”と。日常生活から厳しく指導していただいたので、本当に王子に来て良かったと思います」
2回戦の相手は今年限りで休部するパナソニック。西武から2位指名を受けた柿本晟弥投手とは親交があるというが、試合になれば話は別だ。
「相手も最後の大会ということで勢いに乗って、普通じゃない雰囲気で来ると思うんですけど、自分たちもチャレンジャーの気持ちでやりたい。個人的に柿本選手とは仲良くさせてもらっていますが、負けられない。(もし、投げ合うことがあれば)先にマウンドを降りないように頑張ります」
優勝を置き土産にして、プロの世界へ進む意気込みを見せた。
2026年11月03日 22時25分