BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(月曜後9・00)が2日に放送され、ともに1971年生まれの同学年、前田智徳氏(55)と元木大介氏(54)がゲスト出演。前田氏が家族との関係について語った。
「息子との距離感」というトークテーマを与えられた時だった。
まずは長男と次男を持つ元木氏が「いま大学3年と高1。上の子はもう野球上がってるんですけど、下がまだ野球やってるんで」と明かし「野球の親父なんで、やっぱり厳しくなりますよね」と話す。
続いて長男、次男、長女と3人の子供がいる前田氏は息子2人について「微妙な距離感ですね。野球やってましたけど…。(会話は)ありましたけど“それぐらいでいいよ”って感じですね。だって僕が同じぐらいの年の時には全然できてなかったようなことをできている感じがするので。“全然いいよ”“ケガだけ気を付けてやろうね”っていう感じですよ」と語った。
息子たちが小さい時には「野球なんか、あんなしょうもないもん辞めろって言ったんですよ」と前田氏。
「長男は中学の軟式で辞めたんです。高校からは野球やらずに勉強して。次男だけはやりたいっていうから、やりたいならやれってことで」とし、野球をやらせたくなかった理由については「ケガのリスクが凄い。肩、肘…。どこかでやるんです。で、克服していけばいいんですけど、なかなかそううまくいかないんですよ。経験しないほうがいいですよ…」と度重なる大ケガとの戦いだった自身の現役時代の経験を踏まえての“親心”だったと明かした。
そんな前田氏。“孤高の天才打者”“孤高のサムライ”と呼ばれた現役時代は自宅に帰っても子供たちとの会話は「当然ない」という。「こんな顔してましたからね」とソファに座って常に腕を組み、険しい表情で考えるのは野球のこと、打撃のことばかり。
これには思わず元木氏も「お前、奥さん大変だぞ!」と声を上げたが、前田氏も「大変だったと思います」と認めざるを得ない。
「帰ってもずっと考え事してるんで、僕は。家に帰ると、だいたいポジション決まってるんで。そこでずーっとこう…。テレビを見たフリをして実際見えていないですね、テレビなんか」
シーズンオフもそれは変わらず「シーズン終わる前からオフのスケジュールを決めるんで、僕は。トレーニングのスケジュールを」とあくまで野球中心の生活を貫いたそうで、家族サービスは「したことないです。申し訳ないです」と言い切った。
しかし、そんな“求道者”のような生活も現役引退後は一変。現在は3年連続でクリスマスケーキのプロデュースをするなど大のスイーツ好きで知られ、趣味のゴルフに熱を入れる。寡黙だった現役時代がうそのような楽しい“おしゃべり大好きおじさん”ぶりでプロ野球ファンを驚がくさせている。
この激変ぶりについて、家族はどう思っているのか。
「仕事だと思っているから大丈夫です。仕事なんで」と前田氏。現在も自宅では現役時代同様に険しい表情で腕組みしているそうで「次男とかあいさつぐらいです。おいっていうぐらいです。いってらっしゃい。おかえり。おい。どこ行っとったんや。お疲れさん、ご苦労さん、とか」と会話は多くないという。
テレビの中での“おしゃべり大好きおじさん”ぶりには「父さんしゃべってるねって思ってるかもしれないですけど、多分、見てないです。娘は多分、恥ずかしくて見ていない。もうお父さんやめてって、娘はそうです。次男とか長男はこっそり見てると思います。昔からの僕を見てると思います」とし、「(昔も今も)どっちも好きじゃないんじゃないですかね」と苦笑いだった。
2026年11月04日 18時27分