国内唯一の米女子ゴルフツアーオフィシャルイベントで、日本ツアーを兼ねるスポニチ主催TOTOジャパンクラシックは5日、茨城・太平洋クラブ美野里Cで開幕する。現在、年間ポイントランク97位の渋野日向子(27=サントリー)はシンプル思考で同80位以内の逆転シード入りを目指す。予選ラウンドは、同じく全英女子オープン覇者で同郷岡山の桑木志帆(23=大和ハウス工業)と同組となり気持ちも前向きだ。
最高気温34度のマレーシアから一転、この日は小雨がぱらつく中、セーターを着込んでのラウンドとなった。常夏で戦った前週を「マジ、毛穴ギャン開き!」と渋野らしい表現で振り返り、笑いを誘った。体感気温では20度近い差も、代名詞のスマイルは健在だ。
気温は下がってもゴルフの内容は上向きだ。「やるべきことをちゃんとできたら良い結果が出る感覚」と言う。今大会で単独6位以内に入れば年間ポイントランク97位から来季フルシード権が得られる80位以内に浮上の可能性がある。その巻き返しのキーワードがシンプル思考だ。
「トップで力まないこと。パットも真っすぐ引いて、真っすぐ打とうとしたら手が動かなくなる。打ち出したいラインに打ち出すだけです。(ポイントランクは)気になります。でもシンプルにそこに集中したい」と表情を引き締めた。
思い描くのは19年全英女子オープンで優勝した当時の自分の姿だ。「一周回ってあの頃の自分を受け入れ、頭の中をシンプルにするのが大事」と話した。予選ラウンドは同郷岡山の桑木と同組になり「本当に強くなって雲の上の存在。勉強になることもたくさんある。でも私にとっては永遠の妹。同じ組にしてもらって凄くうれしい」。妹分のプレーを見ながら自らを奮い立たせ、逆転シード入りを確かなものにする。
2026年11月05日 05時00分