日本ハムからドラフト4位で指名された明星大の157キロ右腕・加藤宇投手(21)が4日、東京都八王子市内で入団交渉を行い、契約金4000万円、年俸700万円で仮契約を結んだ。今秋のドラフト会議で指名された支配下登録では、12球団一番乗りの仮契約となった。
最大の武器は大学入学から16キロもアップした剛速球だ。首都大学2部リーグでは10者連続奪三振も記録。「リリーフの方が出力を出せると思う。ゆくゆくは先発もやりたい。160キロ中盤を出せるようになりたい」と大谷翔平、佐々木朗希(いずれもドジャース)がマークした日本人最速となる165キロも視野に入れる。
1メートル85、92キロの体格はすでに立派だが、一方でドラフト上位で指名された同世代の選手と比べても、伸びしろはさらに期待できる逸材だ。世界一に輝き、サイ・ヤング賞候補にも挙がるブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーに憧れる。「シンプルにスピードが速いし、体の使い方、柔らかさが尋常じゃない」と打ち明ける。
そんな高みを目指すために肉体強化に取り組む。NFL選手のトレーニング方法を動画で探し、参考にする。アスリートの中でもパワー、瞬発力などを必要とする競技だけに「アメフト最強だよな」と感じたことが動機だ。名前は「宇」と書いて「そら」と読む。「宇宙ぐらい広い心を持って…。父が付けてくれました」。その名の通り、この右腕には無限の可能性が秘められている。(橫市 勇)
2026年11月05日 07時17分