韓国プロ野球(KBO)のハンファからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す盧施煥(ノ・シファン)内野手(26)について、母国メディア「OSEN」は5日、ドジャースが獲得する可能性について分析した。
「OSEN」は「ノ・シファン『電撃ドジャース行き』の可能性、マンシーは健在だが…右打ちの三塁手がなぜ必要なのか」と見出しを付け、ドジャースがノ・シファンを獲得する可能性があるかどうか報じた。
三塁手のノ・シファンはKBOで今季127試合で打率・283、29本塁打、96打点、OPS・865を記録。通算957試合で153本塁打、586打点を誇る右の強打者だ。
ドジャースには正三塁手としてマンシーが確固たる地位を築いており、来季は年俸700万ドル、28年は1000万ドルで球団オプションがあることから「今すぐノ・シファンが必要なチームではない」と冷静に記した。
その上で「ひょっとすると可能性がある」と指摘。その理由として、元レッズGMのジム・ボーデン氏が米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」に寄せた記事で、ドジャースは救援投手、二塁手、左翼手に加え、三塁手も相手投手の左右によって、左打者のマンシーとプラトーンで活用できる右打者が必要と言及したからだ。
また、マンシーをはじめ、大谷翔平、フリーマン、タッカーと主軸に加え、有望株のデパウラも含め左打者が多いことから「右打者の獲得で打線の左右のバランスを整える必要性もある」とした。
さらに、MLBが年俸総額の上限を定める「サラリーキャップ制度」を提案していることもノ・シファン獲得につながる可能性を指摘。3日(日本時間4日)にMLB側が提案した新たな内容は導入時期を2028年に変更し、各球団の年俸総額について、下限を1億8020万ドル(約282億9140万円)、上限を2億5820万ドル(約405億3740万円)となっている。
選手会側の激しい反対もあり、「サラリーキャップ制度」の導入は不透明ながら、米メディア「カリフォルニア・ポスト」がドジャースの高額契約選手を紹介。28年まで契約が保障されているのは、大谷翔平、山本由伸、ベッツ、スミス、エドマン、グラスノー、スネル、スコット、ディアスに加え、27年シーズン後にオプトアウトの権利を持つタッカーの10人で、その10人だけで年俸総額2億8200万ドルとMLB側が提案した上限を上回っている。
そのため「既存の選手を放出せねばならなくなるかもしれない可能性があり、ドジャースはこの冬の大物FA契約には慎重にならざるを得ない」とし、今FA市場の目玉である阪神・佐藤輝明は左打者、さらに1億ドル以上の高額契約が予想されることから、「ドジャースが二つ返事で財布を開くことはできない」とも指摘した。
そういった点からノ・シファンは「年俸が高くないであろうから、大きな負担なく狙える」と記し「世代交代が必要なドジャースにとって26歳と若く、ボーデン氏の予想通り、ドジャースが右打ちの三塁手を探しているならば、ノ・シファンにも十分に関心を持つに値する状況だ」と結び、ドジャースが獲得する可能性もあると分析した。
2026年11月05日 11時07分