◇第51回社会人野球日本選手権大会2回戦 パナソニック 4―0 王子(2026年11月6日 京セラドーム)
今季限りで休部するパナソニックが4―0で王子を下し、8大会ぶりに準々決勝進出を果たした。「9番・中堅」で出場した上田隼也が2―0の7回2死二、三塁から左前2点打。入社8年目の30歳が、貴重な一打を放った。
「真っすぐで押してくるピッチャーだったので、振り負けないよう、それだけを意識していました。普段通りやるのが一番難しいんですが、それをできたと思います」
カウント1―1から3球目の148キロ直球を痛烈にはじき返した。自分の形は決して崩さない。スイングの際、何よりも意識しているのはセンター返し。「大きいのを狙わず、センターを意識した結果がああいう形になった」とうなずいた。
6、7回に得点を挙げ、楽天3位指名の樋口新を攻略した。特に7回は久保田拓真の中前適時打も含め4安打を集中しての3得点。つなぎの野球を象徴する場面でもあった。
「みんな、これから違う道に進んでいくんですけど、最後は一つになって戦えているというか。若手だろうとベテランだろうと、勝ちにこだわってしっかりやれていると思います」
8日の準々決勝・NTT西日本戦に備え、7日も枚方市の野球部グラウンドで練習を行う。「毎日、今日が最後かなという思いでやっているんで。もう一日練習できて、もう一試合できるということがうれしい。先を見ず、やっていきたいと思います」。仲間達との戦いの日々はまだまだ続く。
2026年11月06日 18時52分