◇東都大学野球1・2部入れ替え戦第2戦 駒大3―4立正大(2026年11月6日 神宮)
オリックスからドラフト2位指名された仲井慎投手(4年=下関国際)が8回1/3119球を投げた4日から中1日で先発。だが初回、先頭打者の右飛を西日で見失った右翼手が後逸し、無死三塁から先制点を献上。2回にも遊撃手の悪送球から2失点(自責点1)と不運が重なり、2回で降板した。打撃陣は中盤に反撃したが、あと1点届かず、連敗で2部残留が決まった。
エースは無念の表情でスコアボードを見つめると「過去にもああいうプレーはあった。そこを抑えきれなかったのは自分の力不足」と潔く敗戦を受け入れた。結果として2戦連続敗戦投手となったことには「悔しいし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。駒大は1部で戦わなくてはいけないチーム」と必死に声を絞り出した。
香田誉士史監督は入れ替え戦が変則日程となったことから仲井を3試合とも先発とのプランを温めていたという。だから2戦目は早めの交代を考えていたが、序盤の「守乱」で計算は狂った。それでも香田監督はショックを押し隠しつつ、あえて前向きに話した。「反省は反省として、再び1部昇格にチャレンジできる。あくなき挑戦ですよ」。仲井ら最上級生を労いつつ、名門立て直しへ頭を巡らせた。
最速158キロ右腕の大学野球は終わった。4年間は素晴らしい仲間に恵まれ、アッという間だった。1部昇格の“手土産”を残せなかったが、今度は気迫あふれるエースの投球を見守ってきた下級生が奮起する番だ。「真辺(3年)たちの大が素晴らしい選手が多いし(来)春こそ入れ替え戦で勝って1部で戦って欲しい」。仲井が悔しさを目の当たりにした後輩に託した。
2026年11月06日 19時34分