◇東都大学野球・1部最終週第1日 中大2―1亜大(2026年10月20日 神宮)
中大はドラフト候補の伊藤櫂人内野手(4年=大阪桐蔭)が9回にサヨナラアーチを放ち、既に優勝を決めている亜大を2―1で下した。
頼れる4番が思わず両手を突き上げた。9回に追いつかれ逃げ切りに失敗したその裏。先頭でカウント2―0に追い込まれたが、真ん中直球をフルスイングすると、打球は左翼席へ消えた。リーグ戦初のサヨナラ弾で試合を決めた。
「苦しいこと、うまくいかないことが凄く多くて…。でも4年間一生懸命練習して試行錯誤(しこうさくご)しながら、成長できたことがいっぱいあった」。1年春の亜大戦での1号から、歓喜の通算13号まで、状況は全て覚えている。
東都現役最多のアーチストとしてドラフト上位候補にも名を連ねる。22日は運命の一日だが「チームで最後にやれる試合を楽しむことがメイン。だから緊張はないと自分では思っています」と自然体で待つつもりだ。
同大OBにはDeNA・牧、阪神・森下ら右のスラッガーが居並ぶ。「大学でかぶっていないので」と練習風景こそ見ていないが、少しでも近づきたい願望は強い。
優勝こそ亜大に譲ったが、チームの合言葉は21日の2回戦で連勝しての勝ち点4だ。伊藤櫂は「明日も打ちたい」と語気を強めた。
2026年10月20日 20時37分