大相撲の秋巡業が20日、兵庫県明石市であり、幕内最年長の平幕・高安(36)が取組前の稽古で13番取った。関脇・熱海富士、平幕・藤青雲らとの申し合いに加わった後、稽古後から序二段の取組が始まるまでの30分間は土俵上でシコやすり足を繰り返し、1人居残りトレに励んだ。
「巡業ではどうしても基礎運動がおろそかになりがち。足が細いので、太くしないと。苦労しながらやってます」
今回の秋巡業から取り入れた新調整法を語った。7場所守った三役から陥落し、2場所目の秋場所は7勝8敗。場所前の夏巡業で痛めた左足の影響で苦しい土俵が続いた。4日目の横綱・大の里戦は突き倒し、7個目の金星を獲得。それでも7勝7敗で迎えた千秋楽の藤凌駕戦ですくい投げに屈し、負け越して三役復帰は遠のいた。
19日間ある秋巡業も14日目。九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)の番付発表まで残り1週間を切り、戒めることがある。夏巡業で左足を痛めたのも巡業最終日まで1週間を切ってからだったことから、「気を引き締めてやりたい」。九州場所では十両から41歳・玉鷲が再入幕するため幕内最年長の座は明け渡すが、元大関は豊富な経験値から押さえるべき要所を知っている。円熟の仕上げを果たし、22回目の九州場所へ臨む。
2026年10月20日 15時22分