大相撲の秋巡業が20日、兵庫県明石市であり大関・霧島(30=音羽山部屋)が優勝24回の元横綱・北の湖式のシコに取り組んだ。北の湖の弟子で巡業部副部長の山響親方(元幕内・巌雄)から平幕・琴栄峰が教わり、成果を出しているのに興味を抱き、霧島も教えを請うた。
「体を前へ倒さず、真っ直ぐ腰を下ろす。ありがたいが、凄くキツい。足がパンパン」。山響親方からは300回を指示されたが、200回しかこなせなかったという。
この日の稽古では平幕・豪ノ山、藤青雲、湘南乃海の3人を連続で迎え撃って13勝1敗と地力を発揮した。巡業中の稽古は16日の京都巡業で7番取って以来で、17日の大阪・舞洲巡業、18日の姫路巡業では加わらなかった。巡業先の稽古土俵をこれまで占拠してきた霧島に珍しい事態は、より負荷の高いシコの導入という事情があった。
2場所連続綱獲りに挑んだ秋場所は8勝7敗に終わった。初対戦から10連敗した横綱・大の里に13日目、2場所連続勝利したが千秋楽で危うく勝ち越した。
「秋場所は稽古が足りなかった。それしかない」。19日間ある秋巡業も14日目。九州場所(11月8日初日・福岡国際センター)の番付発表まで残り1週間を切り、霧島が調整ペースを上げてきた。
2026年10月20日 15時48分