賞金総額2億円を誇る女子ゴルフのビッグトーナメント「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」は22日から4日間、兵庫・マスターズゴルフ倶楽部で開催される。昨季、大会新記録の通算25アンダーをマークし、2位に11打差をつけて完全優勝を飾った佐久間朱莉(23=大東建託)は06、07年の古閑美保以来、19年ぶりの連覇を目指す。自身初の同一大会連覇を狙う昨季年間女王が本紙の単独インタビューに応じ、意気込みを語った。(取材・構成 福永稔彦)
――昨年は記録的な圧勝だった。振り返って何が良かった?
「全部がうまくいった。100ヤード以内のショットが良かったので、バーディーパットをたくさん打てたし、パットも決まってくれた」
――あれが理想のゴルフ?
「優勝争いしながら、ああいうメンタルでできたのは初めて。周りのスコアを気にせず、ひたすらバーディーを取りたいという気持ちだけでプレーした。そこは理想だと思う」
――今のゴルフの状態は?
「技術的にはショットもパットも、もうちょっと。あの試合は全てが完璧だった。そこまではいけていない。でもグリーン周りのアプローチの引き出しは増えている。そこは自信を持ってやりたい」
――コースとの相性は?
「いいイメージはある。難しいホールは難しいけど、パー5で(アンダーパーを)取っていけたら流れに乗れる。特に1番がパー5なので、しっかり取って流れをつくりたい」
――今季は開幕戦で優勝後、しばらく勝てない時期もあった。
「ゴルフを難しく考えすぎていた。100点じゃないといけないと、自分で自分を追い込んでいた。パットを外したら“これが入らないとダメ”とマイナス思考だった。でも、あの時間があったからこそ今はポジティブになり、ミスも受け入れられるようになった」
――メルセデスランクは同学年の桑木志帆選手が1位で佐久間選手が2位。桑木選手はどんな存在?
「一番仲がいいし、ルーキーの時から練習ラウンドも一緒にしてきた。ストイックで練習ばかりしている。その頑張りを見てきたので、活躍はうれしいけど悔しい部分もある。全英女子オープンの優勝もそうだし、凄く刺激をもらえる存在」
――現在ポイントは桑木選手が3024・18、佐久間選手が2125・55で898・63差。2年連続年間女王への思いは?
「ポイント的には正直、厳しいと思うけど、自分がやるべきことをやるだけ。まずポイントで去年の自分(2681・61)を超えたい。残り試合であと1つは勝ちたいし、賞金ランク(現在2位)では上に行きたい。高額賞金大会なので、ここで好成績を残せたらうれしい」
――改めて大会連覇への思いを?
「思い出の場所でプレーできるので楽しみ。(同一大会)連覇はまだしたことがないので、したいという思いは強い。今季(連覇の)ラストチャンスなので頑張りたい」
○…今季の佐久間は開幕戦ダイキン・オーキッド・レディースでいきなり優勝したものの、直後の2試合で2位になるなどその後はなかなか勝ち切れず。6月のニチレイ・レディース、8月の北海道meijiカップでは予選落ちも味わった。ただ、同月のニトリ・レディース、9月の住友生命レディース東海クラシックを制すなど秋に向けて復調。前週の富士通レディースを13位で終えマスターズGCに乗り込んだ。
▽前回大会VTR 佐久間は初日15番パー5でイーグルを奪うなど66で回り、西村と並び首位発進。2日目も1番パー5でイーグルを記録し66で単独トップに。3日目は5連続を含む9バーディー(1ボギー)で64をマーク。8打リードで臨んだ最終日も67と伸ばし、大会記録を6打も更新する通算25アンダーで、初日から首位を譲らず完全優勝。2位の阿部未悠に11打差をつけてツアー4勝目を挙げた。
2026年10月20日 07時07分