ソフトバンクが支配下ドラフト終盤でサプライズを連発した。最後の9位でペンシルベニア州立大の佐藤幻瑛を指名するとドラフト会場はざわついた。仙台大に在籍していた昨秋からマークしていた逸材だ。
昨年の佐々木麟太郎に続く逆輸入指名。永井智浩編成育成本部長は「(前回ドラフトのような)チャレンジではない」とし、「もしNPBでやりたいと気持ちが変わった時に指名権を持っておく」と意図を説明した。
佐藤は最速159キロを誇る右腕。昨夏の日米大学選手権では仙台大3年生ながら日本代表入りした。メジャー挑戦を視野に米大学球界に挑戦。MLBドラフトで指名される可能性があるが、それも十分に分かった上でのアクションだ。永井本部長は「選手としてはトップの評価をしている。ただ、彼も強い意志を持って向こうに挑戦しているのも分かっている」と話した。
8位では国立台湾体育運動大の深見一騎を指名していた。最速151キロの右腕でU―18(18歳以下)の大会をチェックして素質を高く評価していた。さらに育成ドラフトでは3位で韓国・KTの杉本幸基を指名。最速154キロの直球を武器に73試合登板で25ホールドを挙げて最多ホールドに輝いた右腕だ。同10位でも米フレズノシティ大の内野手・根鈴風大を指名し、逆輸入指名は4選手を数えた。
米国、台湾、韓国の国外3球界から指名した国際色豊かなドラフトになった。史上最多24選手(支配下9、育成15)の指名を終えた永井本部長は「100点。大満足です」と締めくくった。
2026年10月23日 06時00分