巨人は織田が米球界挑戦の意向をもちろん承知の上で強行指名した。榑松伸介スカウトディレクターが「とにかくいい投手。入ってほしい。獲りたい。そこに尽きると思います」と明かしたように世代No.1の才能にほれ込んだからだ。
最速157キロの「令和の大怪物」。名門・横浜で2年春から4季連続甲子園出場し、昨年選抜では優勝も果たした。スター性も抜群。11日に面談した榑松スカウトディレクターは「良い雰囲気で会話ができた。凄くしっかりしていました」と好印象は深まった。ただ「いろいろな話をさせていただいて、そこで手応えがあったわけではない」と決して入団への確信があったわけではない。
公言せずに迎えた運命の日も、会場内のテーブルに着いてからも、水野雄仁編成本部長らとギリギリまで熟考。貴重な1位指名枠を失うリスクも覚悟の上で、最終決定した。
交渉期限は来年3月31日まで。「我々の指名に対して(織田が)どういう気持ちでいるか、分かりませんので。これからゆっくり織田君も考えていただいて、我々はもう誠意を尽くしていくだけです」と水野編成本部長。15年以来の監督不在で臨んだドラフト会議での、覚悟の指名だった。 (青森 正宣)
2026年10月23日 06時13分