ラグビーリーグワンに今季から新規参入する3部の成田(旧アズコム丸和モモタローズ)は29日、東京都内で新体制発表会見を開き、新加入した15年W杯日本代表のWTB山田章仁ら選手8人が出席。日本国内では5つめのチームとなる41歳の山田は「ファミリーのような空気があるチーム。家族の一員になり、1日でも1試合でも多く出て、いいプレーをして還元、恩返しをしたい」と抱負を述べた。
トップリーグのパナソニック(現埼玉)などで活躍した山田は、持ち味のスピードと決定力で15年W杯では主力として歴史的3勝に貢献。W杯出場は一度だけだが、その後もスーパーラグビーや米リーグなど、海外にも活躍の場を広げた。トップリーグ時代を含めた通算トライは小野沢宏時と並ぶ歴代最多の109。記録更新が期待されるシーズンへ、「今季達成したいと強く思っている」と誓った。
新加入にあたって「営業兼選手」として採用された山田は営業活動にも従事しており、すでに複数のスポンサーを獲得。細谷直GM兼監督によれば「営業があれば、練習があっても営業に行く」と営業優先だといい、「課しているのは年俸(金額)を絶対に超えろということ。もうちょい」と数千万レベルの成績を残していることを明かした。会見に同席した母体企業のアズコム丸和ホールディングスの和佐見勝社長からは「億単位で取れ。5億円持って来てほしい」とハッパをかけられているそうで、さすがの山田も苦笑いを浮かべた。
指揮官は選手としても「トライを取りきる動きだったり、相手の動きを止める、味方とのコネクションの部分は若い選手が聞きに行く。その面の役割を果たしてくれている」とすでに加入効果が出ていることを明かす。五郎丸歩や堀江翔太ら、同世代の選手がセカンドキャリアに進む中で現役にこだわる山田は、「契約がある限りやる。ラグビー選手が一番幸せですから」と生涯現役を胸に、新天地で活躍をもくろんだ。
2026年10月29日 13時01分