スポーツ専門局「ESPN」電子版は3日(日本時間4日)、ブルワーズのパット・マーフィー監督(67)が、ワールドシリーズ制覇直後にヤンキースを批判した発言について後悔の意を示し、同球団のブライアン・キャッシュマンGM(59)に直接謝罪していたと報じた。
問題の発言は、ブルワーズが球団史上初の世界一を決めた10月28日、レイズとのワールドシリーズ第5戦終了直後に飛び出した。最後のアウトを捕球したジェイク・バウアーズが、記念のボールをマーフィー監督に手渡した際のことだった。「おまえはこれから大金持ちになるぞ。だが、あのひどいヤンキースにいた頃を忘れるな。あそこではみんな自分のことしか考えていなかっただろう」。この会話が動画で撮影され、インターネット上で拡散した。マーフィー監督はニューヨーク・ポスト紙のポッドキャスト番組「The Show」で、発言がマイクに拾われているとは知らなかったと説明。「すぐにキャッシュマンGMに電話し、良い話し合いができた。2026年のヤンキースを批判したわけではない。大金を使って選手を集めるチームでは、選手が自分の利益を優先することもある、という意味だった。発言を後悔している」と釈明した。
バウアーズは2023年にヤンキースでプレーし、同年オフにブルワーズへ移籍。今季は打率.266、26本塁打、86打点、OPS.874と自己最高の成績を残し、ドジャースを4連勝で破ったナ・リーグ優勝決定シリーズではMVPに選ばれた。今オフFAとなるバウアーズに対し、マーフィー監督は以前から「おまえは金持ちになって出ていく。だが、俺たちの野球を忘れるな」と冗談交じりに語りかけていたという。「ヤンキースを中傷したのなら本当に申し訳ない。賢明な発言ではなかった」と謝罪したマーフィー監督。資金力に頼らず、チーム一丸となって世界一を勝ち取ったブルワーズへの誇りが、思わぬ波紋を広げることになった。
2026年11月04日 07時56分