「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(12日開幕、東京ドーム)に出場する侍ジャパンが4日、サンマリンスタジアム宮崎で合宿2日目を行った。オーバーエージ枠で選出されているソフトバンク・正木智也内野手(27)はナインから「キャプテン」に任命された。井口資仁監督(51)は今大会は主将を置かない方針だったが、ナインの推薦を“容認”する構えを示した。
初日と同様に右翼でノックを受け、次は一塁へ。正木が捕球、スローイングするたびに、ナインから「キャプテン!」の声が次々に飛んだ。早くもチームに生まれている一体感。慶大時代にも主将経験のない正木は「たぶん野手最年長だからだと思いますけど。キャプテンじゃないんで、自分としては」と苦笑した。
井口監督は主将を置かない方針を示していた。「指名はしていないですよ」と念を押しつつ「(ソフトバンクで後輩の)庄子に“勝手に正木(のユニホーム)にCのマークをマジックで書いておけ”って伝えます」と笑った。ただ、この状況は狙い通りで「そうやってなるのはちょっと望んでいた。自然とそうなればいい」と、うれしそうだった。
所属球団の異なる若手選手が集まる代表チーム。指揮官は「ピッチャーの方は高橋(宏)がキャプテンみたいな感じでずっとやってくれている。チームの雰囲気としていい」。主将に指名しなくても、自然とチームを引っ張る存在が生まれている。
正木は今季28本塁打を放った長打力も大きな武器だ。この日もロッテ・山口とフリー打撃で快音を連発。井口監督は正木を1番、山口を4番で起用する構想を明かしており、打線の軸としても期待がかかる。
7、8日の練習試合を経て本番へ。5日が27歳の誕生日の正木は「やっぱり長打力っていうのは期待されていると思う。それが自分らしさでもある」。事実上の“キャプテン”として、打線の先頭に立つ。(柳原 直之)
2026年11月05日 06時00分