◇第51回社会人野球日本選手権大会2回戦 SUBARU 1―11 日本通運(2026年11月6日 京セラドーム)
SUBARUは7回コールドで敗れ、12大会ぶりの8強進出ならなかった。「6番・DH」で出場した森下智之は1安打1四球の2出塁。悔しい敗戦の中、気を吐いた。
「整備の時のミーティングで“思い切って振ってこい”という言葉もあったので、先頭でしたし、何とか打ちたかった」
最後まで諦めない姿勢は示した。1―7の6回先頭。カウント1―1からの外角スライダーを、ライナーで左前にはじき返した。1―4の2回無死二塁ではフルカウントから四球で出塁。「(2回は)進塁打を打ちたかったので最低限です」と振り返ったが、つなぎの役割は果たした。
「ケガで出遅れて、試行錯誤したことがシーズン後半に出せたと思います」
入社8年目の今季は、昨年12月に受けた右肩手術の影響で春先は出遅れた。打撃練習を再開したのは3月下旬。JABA大会の期間中はベンチを温めることも多かったが、森下にとっては学びの期間となった。
「今まであまりベンチからチームを見ることはなかったんですが、“自分だったらこういう打席にしたい”と客観的に試合を見られるようになった。今もその意識を持ちながら試合に臨んでいます」
その言葉通り、本格的に実戦復帰を果たして以降は打ちまくった。都市対抗北関東2次予選では打率・545、2本塁打、4打点。日本選手権関東代表決定戦でも打率・571をマークし、チームを2大会連続の本戦出場へと導いた。2回戦敗退に終わった本戦でも打率・333。チーム随一を誇る勝負強さは、来季も貴重な戦力になるだろう。
「(選手個々の)能力はあると思う。ただ、乗れば初戦のような戦いができますが、一方で今日のような試合もある。そういう波を少なくできるようにやっていきます」
チームとして昨年の都市対抗8強を上回る成績を残せなかった今季。来季の巻き返しにつなげるべく、この悔しさを忘れることはない。
2026年11月06日 23時45分