◇大相撲九州所初日(2026年11月8日 福岡国際センター)
熊本県宇土市出身のご当所、小結・義ノ富士(25=伊勢ケ浜部屋)が結びで横綱・大の里(26=二所ノ関部屋)を突き落とし、地元ファンからの歓声を浴びた。大の里からは2場所ぶりの白星で1不戦勝を含む対戦成績を5勝1敗とし、大の里キラーぶりを発揮した。
右のど輪で突き起こした、立ち合いが生きた。その後、横綱の出足に土俵を背負ったがそこで左からの突き落とし。立ち合いで押し込んだ貯金が生きた形で、軍配は義ノ富士だったが同体では?と物言いがつき、協議した結果は軍配通りだった。「自分が先かは分からなかった。(大の里が)落ちていくのは見えたが、自分もとっさだったので」と勝利の確信はなかったという。
先場所は初日から5連敗しながら6日目から9勝1敗で乗り切り、三役に返り咲いた。地元で臨む初の三役場所に「客席に母方のおばあちゃんの兄弟が見に来ていてホッとした。声援が大きい分、喜んでもらいたい気持ちは強い」と笑顔。この日朝、故郷は震度4の地震に見舞われた。震度7に見舞われた7月以降、使命感を抱く土俵が続いている。
2026年11月08日 19時53分