元広島監督の野村謙二郎氏(60)が29日放送のニッポン放送「ショウアップナイター60周年 名球会ラジオ」(木曜後5・10)にゲスト出演し、「今のカープに一番足りないこと」を指摘した。
進行役の煙山光紀アナウンサー(64)から番組恒例「10の質問」を出され、○×形式で回答。そのうちの一つが「今のカープの若手で将来が楽しみな選手がいる」という質問だった。
即座に○と回答した野村氏。「10の質問」に全て答えたあとで改めてこの質問について聞かれると、古巣を思う愛情が次から次へとあふれ出る。
「若い期待される選手っていうのはいるんですけども、今のカープに僕、一番足りないものはキャプテンシー。キャプテンっていうのが出てきてほしいんですよね。もちろんゲームに出るなかで、ダメなことはダメと言えるリーダーであり、それをみんなが認める存在というか。そういう人が出てこないと。今はなんかサラッとみんな。悪いって思ってるんだけど触れない、流して見て見ぬふりをするっていう傾向がある。それだとチームっていうのは、組織っていうのは強くならない、良くならないと思うんで。そういう、ある意味、いい言い方するとミーティング、悪い言い方するとケンカになるかもしれないけれど言い合い、討論っていうのは大事なんじゃないかなと思うんで。でも誰も言わなかったら自分の中で消化してしまうじゃないですか。そういった意味ではやっぱり、リーダーがいたほうがいいかなと思います」
現在のカープナインを見渡して、そんな存在になり得る“リーダー候補”はいるのか。
これに野村氏は「僕はね、いま試合に出てる勝田くん」と2025年ドラフト3位入団で、プロ1年目のシーズンを終えたばかりの新人・勝田成内野手(23)を迷うことなく指名。
「僕はプレー見ててもしっかり考えてやってるなって。あとは打つほうがついてきてね、守備はいいんで。打つほうがしっかりついてくれば、彼なんかリーダーシップ取っていってくれればいいなっていうのはずっと思ってますね」と明るい声で期待を込めた。
野村氏は佐伯鶴城から駒大を経て1988年ドラフト1位で広島入り。カープ一筋に2005年まで17年間プレーし、左打者初のトリプルスリー(同一シーズンに3割、30本、30盗塁)を達成して通算2020安打を放ち、最多安打、盗塁王など数々のタイトルも獲得。2010年からは5年間にわたって監督を務めた。
2026年10月29日 18時44分