BS―TBS「関口宏の三人寄れば」(日曜正午)が1日に放送され、26年間に渡って阪神でスカウトを務め“伝説のスカウト”と呼ばれた菊地敏幸氏(76)がゲスト出演。今は亡き名将、野村克也監督とドラフト会議当日のテーブルでモメたマル秘エピソードを明かした。
MCを務めるタレントの関口宏(83)がゲスト2人を迎えて楽しくトークする同番組。この日のテーマは「プロ野球 ドラフトの裏側」で、菊地氏と元中日エースの川上憲伸氏(51)がゲストに招かれた。
かつて阪神の東日本統括スカウトだった菊地氏は社会人野球の選手、コーチ出身で、プロ野球選手を経験せずに会社員からスカウトの道に入ったという異色の経歴の持ち主。野村克也監督や星野仙一監督ら9人の監督のもとで26年間に渡ってスカウトを務め、藪恵一、井川慶、赤星憲広、鳥谷敬らの獲得に貢献した“伝説のスカウト”だ。
他球団がどの選手を指名するのか。どうしてもほしい選手を他球団に奪われたらどうするのか。毎年、秋に行われるドラフト会議はスカウトにとって最も緊張が走る一日でもある。
菊地氏が忘れられないのは2000年ドラフトのこと。阪神はこの年、翌年に新人王と盗塁王をダブルで獲得することになる赤星憲広外野手(JR東日本)を4位指名する予定になっていた。だが、会場での指名直前に思わぬハプニングが起きる。
「野村さんが自分の隣でね、赤星にバッテン付けたんです。(指名順位を)下に落とす、と。ショートがほしい、と。内野手の沖原を上に上げろ、と」
6位指名に予定していた沖原佳典内野手(NTT東日本)と赤星の指名順位を入れ替えろと要求したノムさん。「沖原も獲れますから!」という菊地氏の説得により順位は当初の予定通りに4位・赤星、6位・沖原のまま無事に指名へとこぎつけたが、野村監督はぶんむくれてしまった。
だが、それで終わらないのがノムさんだ。
「で、獲って。赤星が活躍し出したら、野村さん…阪神のリストに赤星の名前はなかったって言い出したんですよ。俺が評価して獲ってやったんだって。違うよアンタ、アンタが言ってんの沖原だよって…」と都合よく記憶を改ざんした?ノムさんとの思い出話を披露して懐かしそうに笑う菊地氏だった。
2026年11月03日 18時40分