日本サッカー協会(JFA)が来年3月18日の国際サッカー連盟(FIFA)会長選で再選を目指すジャンニ・インファンティノ会長(56)の支持を撤回する可能性が出てきた。関係者によると、5月の段階でFIFA事務局に再選を支持する文書を送付しているが、5日の理事会で方針転換について議論される見通しという。
インファンティノ会長は今夏のW杯で蜜月関係にあるトランプ米大統領の介入で米国代表FWバログンの退場処分が執行猶予になり批判が集中。その後、W杯を含めた大会運営などを担う子会社設立計画を表明も、猛反発を受けて撤回した。スポーツの信頼を揺るがす騒動を連発する中、アジアサッカー連盟(AFC)は10月の総会でインファンティノ会長の支持を表明。AFCに同調する方針を示したJFA宮本恒靖会長(49)に反発した岡田武史氏(70)が副会長を辞任する事態に発展していた。
JFAには岡田氏に近い理事も多い。AFCの方針に反してインファンティノ支持を撤回すれば、FIFA理事就任を目指す宮本会長にマイナスに働く可能性もある。JFA幹部は「誰も腹の底ではインファンティノ会長が正しいとは思っていないが、大人の事情もある」と吐露。既にイングランド、フランスなどが支持を取り下げており、JFAの高潔性が問われている。
2026年11月05日 03時00分